スマホでも一眼レフでも
カメラ片手に絶景めぐり
どこへ行っても思わず写真を撮りたくなる。そんな美しい景色がたくさん。
自然に囲まれた明日香村だからこそ、四季折々の絶景がある棚田・花畑や 時間ごとに表情を変える遺跡もあります。
それに、雨天でも気にせず楽しめるお寺も。
めぐっていると、あなただけの美しい風景と出会えることもあるかもしれません。
春夏秋冬の棚田
稲渕地区
日本の原風景ともいわれる明日香村には、傾斜地に階段状につくられた棚田があります。
特に、日本の棚田百選に選ばれている稲渕地区の春は菜の花や桜も咲き誇り非日常へ誘います。
※開花時期の参考:明日香村公式インスタグラム #asukanavi、飛鳥観光協会 www.asukakyo.jp
稲渕地区の夏の棚田は、米どころ明日香村を象徴。太陽に向かって伸びた稲の緑美しきシーンを撮影することができます。稲渕地区は、方角の関係で季節を問わず午前中に撮影するのがおすすめ。夕方は影が出てしまうのでご注意を。
細川地区
明日香村の棚田は稲渕地区の他に、阪田地区や 上(かむら)地区などがありますが、夕景が美しいとされているのが細川地区。特に、晩夏から秋にかけての茜色に染まる景色は格別で、午前中よりも夕方がおすすめの場所です。
細川地区の棚田は、雪景色も美しい場所。撮影時間は午後からがおすすめの場所なので、道路の雪は溶けていることが多いそう。真っ白な棚田はとてもレアで、静けさも伴って神秘的なシーンです。
明日香村 四季の花
春は、菜の花、ポピーなどが、さまざまなところで咲く明日香村。特に桜の花が多く、石舞台古墳などの名所はもちろん、飛鳥川沿いや道路にも桜並木があり華やぎます。写真は、飛鳥駅から大字真弓の踏切まで続いているあたり。
黄色いひまわりの花やオレンジ系のノウゼンカズラなどが咲く夏。歴史を感じさせる夏の花は、蓮です。橘寺には、大きな「蓮の花が降ってきて庭に積もった」という伝説も。明日香小学校横にある蓮畑と飛鳥寺近くの蓮畑も美しいといわれています。
(写真は飛鳥寺より南西付近の蓮畑)
※岡寺は花手水でも人気。初夏はあじさいで彩られた素敵なフォトスポットに。
夏期の花手水は「あぢさゐ回廊」期間中まで。
初秋の明日香村は、彼岸花が美しく咲きます。棚田あたりはもちろん、いたる所に妖艶な赤い花が咲くので、どこでも素敵に撮影できます。写真は、古宮遺跡(伝推古天皇小墾田宮跡)で、夕景とともに撮影した1枚です。
冬には黄色い蠟梅の花もあれば、朱く美しいのが「ひたむきさ」「困難に打ち克つ」という花言葉がある山茶花も。天武天皇・持統天皇陵を訪れる道中に、垣根のように整えられた山茶花が植えられています。
(飛鳥歴史公園館付近)
生まれも育ちも奈良県明日香村の「フォトグラファー」、「インスタグラムアドバイザー」、「飛鳥応援大使」で、『飛鳥の魅力を沢山の人に知ってもらいたい』という想いで日々明日香村に関する情報発信をされています。
https://www.instagram.com/asukakkochan/
橘寺の天井絵
飛鳥宮跡の朝夕の景色
中大兄皇子と中臣鎌足が大化改新を行い、蘇我入鹿を暗殺した乙巳(いっし)の変の舞台。周りに遮るものがない遺跡なので自然と調和ができる場所。宿からは歩いて15分ほどなので、日の出や日の入り時間を狙っての撮影もできます。
皇極天皇による飛鳥板蓋宮(いたぶきのみや)だけでなく、舒明天皇の飛鳥岡本宮や天武・持統両天皇の飛鳥浄御原宮(きよみはらのみや)など、複数の宮が断続的に置かれたことから、2016年に現在の名称へ変更に。遊宴が行われたであろう夕方の撮影は、想像すると感慨深いはず。